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語り継ぐ想いを唄にのせて in.鵜来島

日時 3月2日(金)~3月7日(水)
場所 鵜来島(宿毛市沖の島町鵜来島)
日程  こちらをご覧ください

 今回、ふるさとインターンシップで初めて鵜来島を訪れました。私が鵜来島を選んだ理由は、2つありました。1つ目は、インターンシップの内容を見ていくことで鵜来島の地域情報に驚いたからです。「人口20数名、店がない、車が走らない島」というキャッチフレーズ的な言葉に魅力を感じました。実際にどのような島なのか興味がわくきっかけになりました。2つ目は、私自身がもともと島出身であることから親近感がわいたからです。また、将来は地元に戻り島興しの力になりたいと考えています。そのために地元以外の島を訪れ関わることで学べることがあると考えたからです。
 これら2つのことを思い、私は鵜来島へ訪れました。初日は、インターンシップ生と初めて顔合わせを行い、鵜来島へ移動しました。インターンシップで出会えた仲間はそれぞれ鵜来島へ訪れる目的意識が明確であり、とてもいい刺激になりました。鵜来島に到着し、鵜来島の区長さんとお話しする機会がありました。区長さんの地元に対する思い、地元住民への気遣いにとても感動したということが印象深いです。20数名しか住んでいない小さな集落…このままだと近い将来に無人島になる可能性も考えられます。その可能性を防ぐために島外(特に鵜来島出身の方)の方たちにアピールしたいという思いがそこにはあります。
 島生活をはじめ、2日目からは島民の方たちの実際のお話を聞こうと思いました。初めておじいちゃん、おばあちゃんに話しかけヒアリングを行うことは容易ではありませんでした。目には見えないけど、厚く大きな壁が私たちと島民の方たちの間にあったと感じました。私たちが受け入れてほしい!!聞きたい!!という思いが一方的あるだけではなかなかうまくいきません。島民の方たちが受け入れたい!!話したい!!という思いが合わさった時にヒアリングというのは成り立つとその時改めて痛感しました。それからは、区長さんのサポートもあり、少しずつおばあちゃん、おじいちゃん達が私たちに心を開いてくれるようになったと感じました。
  いくつかのヒアリングを行っていく内に私たちの中で今回のテーマを決めることが出来ました。それは、島民の方たちの記憶を記録として残していくために鵜来島オリジナルの史記を作成すること。また、島民の方たちが昔から愛していた唄を復元することという2つに絞ることが出来ました。これらは、島民の方たちの想いを見ることや聞くことを通すことで次代へ継承できるのではないかと考えたからです。
 私たちのインターンシップの方向性を決めた後は、島民の方たちのヒアリングを数回行いその度にまとめたり実際に鵜来島音頭を歌って頂き編集したりと分担して行いました。区長さんや区長さんのお姉さんをはじめとする方たちのサポートがあり、島民の方たちも少しずつ受け入れてくれる姿勢を感じることが出来ました。
 インターンシップのテーマを形として残していく過程で、私は島民の方たちを中心として行っていくことが重要であると感じました。島の状況を実際に感じて過ごしていく島民の方たちの想いを尊重し、その想いに従って活動を行っていくことは容易ではありません。ただ、受け入れる島民の方を無視して行うことではなく、その方たちと共に歩んでいくことがその地域を保存していくことに繋がると強く思いました。私は、訪れる前に想い描いていた島のイメージと実際に島を訪れた後に感じたものは全く違ったことが分かりました。島でのゆったりした時間の流れ、情報共有が小さい集落だからこそできる簡便さ、自然に触れることが容易であること、島民の温かさなど。実際に訪れて見ることで分かること、聞くことで気づくこと、触れることで感じることが沢山ありました。「小さい集落だからこそ一緒に作れるまちづくり」というのがここにはあるのかもしれないと私は感じました。区長さんとのお話で「ここ(鵜来島)を第二の故郷と思い慕ってくれる人が増えたらいい」というのがありました。島のことを考え島民の方たちの生活に気遣える人が島内と島外にいるという絆がこれから大きくなることが大切だと私は感じました。
 今回のインターンシップでは、以上に書いたように沢山のことを学び考える時間を過ごすことが出来ました。インターンシップという機会で共に過ごしたかんとく・れおんくん・すぱいしー・おおきちゃん。目的意識がそれぞれ違い、モチベーションが高かったから団結しいろいろな形で島のモノを残すことが出来ました。ありがとう。また、インターンシップを受け入れて頂きいろいろ教えサポートしてくれた島民の方々。昔から今のことを丁寧に教えてくれ、唄や料理に関しては実際に行って頂いたことでとてもイメージを作りやすく出来ました。そこでの宿泊体制を整えて頂きとても助かりました。私たちの想いを受け入れていただいたことにとても感謝しています。私たちが今回何かをするために訪れた土地での生活が実際はして頂いたこと、教えていただいたこと、感じたことばかりと目には見えない沢山のモノを頂きました。鵜来島音頭を歌った時のように歌詞に込められた言葉、島民の方たち自身の想いを私たちが受け継ぎ残し次へつなげるきっかけになればと感じました。お世話になりました。私は、鵜来島が大好きになりました。ありがとうございました 。

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