庄谷相地区の山の頂上から2軒目の公文農園。
山のテッペンに農園!?
それって生活できるの!???
そんな疑問から、現地に行ってはじめて分かる山の上での生活。
「そもそもなんでこんな山の上に家があるの!?」そこには、意外な歴史的背景がありました。
山と都市を結ぶ「塩の道」にまつわる生活必需品を手に入れるための昔の交通・物流・経済の話。
山の上で田んぼをやるためにご先祖様が「井出(いで)」と呼ばれる細い水路を作った。
水を引くということは、高低差が判断できないといけない。
測量の技術もなしに、どうやって水を引けたのか。
そこには思いもよらぬ方法が! ?
そして、現在のここでの暮らしと地域が抱える課題。
その先にある地域の未来。
山の上で生きる中でしか分からないこと。
山の上で生きるからこそ分かること。
2010年の夏は庄谷相で「秘境インターン」。
香美市物部町庄谷相(しょうたにあい)地区
■やること
8月13・14・15日(2泊3日)
3〜5名
日付 | 曜日 | 作業フロー | ねらい・実施内容 |
---|---|---|---|
8/13 | 金 | ■午前 ・土佐山田駅集合(11:15) JR土讃線 阿波池田行き 高知(10:43)→土佐山田(11:11) 片道350円 その後は車にて移動 ・昼食 ■午後 ・オリエンテーション ・地域散策・地域紹介 (地域の人に話を聞かせてもらう) ・夕食(自炊) |
庄谷相地区のことを知る。 この地域で暮らす人の話を聞き、山で暮らすことについて理解する。 |
8/14 | 土 | ■午前 ・朝食(自炊) ・地域の草刈り(桜公園) ・昼飯 ■午後 ・奥物部湖 湖水祭りに参加 (お祭りの中で夕飯を済ます) |
地域の草刈りをお手伝いする中で、地域の暮らしぶりや地域の風習について学ぶ。 |
8/15 | 日 | ■午前 ・朝食 ・竹細工で箸・コップ作り ・発表会・交流会 ■午後 ・土佐山田駅or高知駅に移動・解散 |
竹を利用し箸・コップを作りながら、地域を売り出す商品について話をする。 |
公文農園 公文照さん
「大自然の中で、心豊かに生きていく事の楽しさ」を実体験してください。バーベキューもやろうよ!
塩の道保存会 会長 公文寛伸さん
皆さん、こんにちは。私は庄谷相に生まれて73年、この山の上で生活しています。子どもの頃から言えばずいぶんと変わった時代になりました。今の社
会から見れば取り残された過疎の小さい集落かもしれません。しかし、人間が、もっとも人間らしく、人間として生きていける場所は、自然に恵まれ、人情豊か
なこの地です。限界集落といった言葉がよく使われますが、そこに生きる人々は、精一杯の力を出して生きています。公文農園の公文照さんも私も、この地域の
地域づくりに取り組んでいます。若い人たちとの交流こそが、私たちのエネルギーの源です。
お会いできることを信じて。
【歴史】庄谷相地区の歴史、塩の道にまつわる交通・物流・経済について
【民俗文化】山の上での暮らしぶり・生活
夏の恒例作業でもあり、集落活動でもある草刈り。
地味な作業ですが、集落を維持するためには必要不可欠な仕事です。
みんなで汗を流しましょう
現地世話人である公文寛伸さん、公文照さんとの交流。
近所(といっても距離はありますが^^;)の山の上に住む皆さんとの交流。
湖水祭りでは盆踊りもできるかも!?
公文寛伸さん
塩の道保存会の会長でもある公文寛伸さん。
塩の道保存会では「しおゆずママレード」という塩味のママレードを開発!
このママレードも絶品です☆
公文照さん
元物部町の公務員で、公文農園の経営者。
自分の山に道を作り、田畑を作り、イチョウを植えとなんでもこなす公文さん。
公文農園には毎年多くの人が、山菜狩りや竹の子掘りなどに足を運んでいます。
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