高知でふるさとインターン

2010年は高知でふるさとインターン

山のテッペンで生きる意味を知る「秘境」インターン!

庄谷相地区の山の頂上から2軒目の公文農園。
山のテッペンに農園!?
それって生活できるの!???
そんな疑問から、現地に行ってはじめて分かる山の上での生活。
「そもそもなんでこんな山の上に家があるの!?」そこには、意外な歴史的背景がありました。
山と都市を結ぶ「塩の道」にまつわる生活必需品を手に入れるための昔の交通・物流・経済の話。
山の上で田んぼをやるためにご先祖様が「井出(いで)」と呼ばれる細い水路を作った。
水を引くということは、高低差が判断できないといけない。
測量の技術もなしに、どうやって水を引けたのか。
そこには思いもよらぬ方法が! ?
そして、現在のここでの暮らしと地域が抱える課題。
その先にある地域の未来。
山の上で生きる中でしか分からないこと。
山の上で生きるからこそ分かること。
2010年の夏は庄谷相で「秘境インターン」。

ゴール(到達目標)

  1. 一見暮らしにくそうな場所で生活する人が、なぜそこで暮らすのかを感じ、理解する。
  2. 最もシンプルな場所で「生きる」ということの本質について考え、それを深める。

活動地域

香美市物部町庄谷相(しょうたにあい)地区

プロジェクト内容

■やること

  1. 山の上で生活する
  2. 山の上で暮らす地域の人の話を聞きに行く
  3. 夏の山の仕事といえば「草刈り」。みんなで大草刈り大会。
  4. 旧 物部村の風物詩「奥物部湖 湖水祭り」を堪能する
  5. 1〜4を通して純粋に「生きる」ということに向き合う

プロジェクト期間

8月13・14・15日(2泊3日)

受け入れ人数

3〜5名

スケジュール

日付 曜日 作業フロー ねらい・実施内容
8/13 ■午前
・土佐山田駅集合(11:15)
JR土讃線 阿波池田行き
高知(10:43)→土佐山田(11:11)
片道350円
その後は車にて移動
・昼食
■午後
・オリエンテーション
・地域散策・地域紹介
(地域の人に話を聞かせてもらう)
・夕食(自炊)
庄谷相地区のことを知る。
この地域で暮らす人の話を聞き、山で暮らすことについて理解する。
8/14 ■午前
・朝食(自炊)
・地域の草刈り(桜公園)
・昼飯
■午後
・奥物部湖 湖水祭りに参加
(お祭りの中で夕飯を済ます)
地域の草刈りをお手伝いする中で、地域の暮らしぶりや地域の風習について学ぶ。
8/15 ■午前
・朝食
・竹細工で箸・コップ作り
・発表会・交流会
■午後
・土佐山田駅or高知駅に移動・解散
竹を利用し箸・コップを作りながら、地域を売り出す商品について話をする。

条件

  • 食事
    1日目 昼:購入 夜:BBQ
    2日目 朝:自炊 昼:まかない 夕:購入
    3日目 朝:まかない 昼:購入
    ※自炊設備あり
  • 宿泊(無料)
    1日目 公文農園の山小屋にて宿泊
    2日目 公文寛伸さん宅にて宿泊
    公文農園は1部屋のみのため、男性はテントにてキャンプとなります
    布団は用意できないため、男女共に寝袋を持参してください。
    ※風呂・トイレあり
  • 規定された実費負担
    • 現地までの交通費(土佐山田駅まで)
    • 食費(購入する食材費)
    • 宿泊費(今回は無料)
  • 規定された実費外の参加者負担: 3500円
    3日間の体験料で3000円/1名となります。
    保険料(500円)は学生の負担で加入します。
    ※購入する以外の食費は体験料に含む
  • 持ち物
    作業時用の帽子、長靴、タオル、
    着替え(作業などで汗をかくので多めに持ってきてください)
    ノート、筆記用具
    その他宿泊に必要な持ち物
    ※来る際はスニーカーで来てください
    ※服装は蜂対策のため、白を基調としたものを持ってきてください
    ※全日程において汚れてもいい服装で参加してください

現地世話人からのメッセージ

公文農園 公文照さん
「大自然の中で、心豊かに生きていく事の楽しさ」を実体験してください。バーベキューもやろうよ!

塩の道保存会 会長 公文寛伸さん

皆さん、こんにちは。私は庄谷相に生まれて73年、この山の上で生活しています。子どもの頃から言えばずいぶんと変わった時代になりました。今の社 会から見れば取り残された過疎の小さい集落かもしれません。しかし、人間が、もっとも人間らしく、人間として生きていける場所は、自然に恵まれ、人情豊か なこの地です。限界集落といった言葉がよく使われますが、そこに生きる人々は、精一杯の力を出して生きています。公文農園の公文照さんも私も、この地域の 地域づくりに取り組んでいます。若い人たちとの交流こそが、私たちのエネルギーの源です。
お会いできることを信じて。

学びポイント

【歴史】庄谷相地区の歴史、塩の道にまつわる交通・物流・経済について

【民俗文化】山の上での暮らしぶり・生活

お仕事ポイント

夏の恒例作業でもあり、集落活動でもある草刈り。
地味な作業ですが、集落を維持するためには必要不可欠な仕事です。
みんなで汗を流しましょう

交流ポイント

現地世話人である公文寛伸さん、公文照さんとの交流。
近所(といっても距離はありますが^^;)の山の上に住む皆さんとの交流。
湖水祭りでは盆踊りもできるかも!?

キーパーソン

公文寛伸さん
塩の道保存会の会長でもある公文寛伸さん。
塩の道保存会では「しおゆずママレード」という塩味のママレードを開発!
このママレードも絶品です☆

公文照さん
元物部町の公務員で、公文農園の経営者。
自分の山に道を作り、田畑を作り、イチョウを植えとなんでもこなす公文さん。
公文農園には毎年多くの人が、山菜狩りや竹の子掘りなどに足を運んでいます。

見ドコロ お楽しみドコロ

  • 高知県最高峰の「三嶺(さんれい)」(標高1893メートル)を望む眺め!
  • 満天の星空!
  • 地域の隠れた史跡巡り!

その他・備考

●Googleマップ(庄谷相地区)

●奥物部湖 湖水祭

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行ってきました!

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