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土佐文旦発祥の地 宮ノ内のぶんたん農家でぶんたんに向き合う3日間!

日時  8月29日〜31日(計3日間)
場所  土佐市宮ノ内



初めてふるさとインターンシップに参加し、土佐市にも初めて訪れました。
農業に触れたことがあるのは、祖父母がお米や野菜をつくっておりお手伝いを少ししたことがあるくらいで知らない事ばかりだったので、農業の魅力や大変さを少しでも感じてみたい、生産者の方のお話を直接聞いてみたいと思い、参加を決めました。

3日の間で、夏文旦のマイカー線の吊り上げや、パンフレットの封筒詰めなどを手伝わせて頂きました。
マイカー線の吊り上げは、簡単なようで、なかなか手際よくできず、結び方を間違えたりしてしまい、時間が経つにつれて、日差しも強くなり、汗も出てきました。
暑い中での作業は、大変で、体力が必要だと感じました。


 「『体験』することと、『経営』することは全く別のもの」と白木さんがおっしゃられていたように、3日間で農業の大変さや魅力の全てを知ることは難しいと思います。
しかし、自然の中で作業する楽しさなどを、作業をする中で感じ、それまでの“農業は大変である”というだけであったイメージとはまた違った、農業の一部分を垣間見ることができた気がして、そのことが私自身の新たな発見であったように思います。

 様々なお話も聞かせて頂きました。
その中でも特に印象に残っているのは、
「やる気が大切である。学歴とかではない。世界の国々にはもっとハングリー精神がある。」
「例えば、今の若い人は壁にぶつかると、途中でやめたり諦めたりすることが多いが、何をするにしても、壁にぶつかることは必ずある。それを一つ一つ乗り越えていくしかない。」
「これからの時代は、情報を発信することが重要である。」
「文旦の実が生る木の下の土の部分にも栄養がある。目に見える部分が全てではない。」
などのお言葉です。
どれも、これから生きていく上で大切なことやヒントとなるようなお話であると感じ、また励みにもなりました。
大切に心に留めておきたいと思います。


 私は高知県に来て約2年半が経ちます。
来た当初、食べ物の美味しさに驚き、また高知県の方は、明るく気さくな方が多いということを感じました。
インターンシップでは、新鮮なお魚や文旦、美味しいお料理をたくさん頂きました。
宮の内地区を散策する中で、豊かな自然を感じることができたし、今回出会った方々も明るくおおらかな雰囲気をもった方ばかりで、以前から高知県に対して持っていた印象や魅力を、今回改めて実感することができました。

 都会は、お店が多い、交通の便が良いなど利便性が高く、多くのモノや人が溢れていて、そのような面が魅力的に思えます。
しかし、都市化によって、風景が画一的になったり、方言が聞かれなくなってきているなどということも聞きます。
私は、高知県には高知県にしかない、独自の魅力があるのではないかと思っています。
まだまだ知らないことが多いので、他にもたくさんあるかもしれませんが、例えば、人との強いつながりや、豊かな自然、美味しい食べ物などがその一部としてあるのではないかと思います。
そして、これらは、都会とはまた違った魅力、豊かさであり、どれも人が生きていく上で大切なものではないかと思います。
そのため、私自身、「豊かさ」とは何なのかということを考えなおすきっかけにもなりました。
坂本龍馬や、よさこい祭りなど高知県を象徴するようなものはもちろん、都会にはないような高知県の良さがこれからも失われることなく、残っていって欲しいと思います。


 現在、日本全体で過疎や、農業従事者の減少・高齢化などの問題があります。
私自身も、どうすれば、農業を仕事にする人が増えるのか、若い人が農業に魅力を感じるのかということを少し考えてみましたが、当然すぐに答えがでるような問題ではありませんでした。
ただ、そのような問題に取り組むためには、何か社会の新しいしくみや、農業の今までとは違った形が必要なのではないかと漠然とですが思いました。
白木さんも「情報発信が重要」とおっしゃっていましたが、もっと農業について知るきっかけなどがあれば良いのかもしれないとも思いました。
また、個人的には、白木さんの取り組まれている「文旦博物館」がとても興味深く、面白いと感じました。
そのような取り組みを含め、3日間で、白木さんの文旦にかける強い思いを感じました。
農業をする上で、私たちが知らないような大変さやご苦労があると思いますが、とても生き生きとお仕事をされていると感じ、白木さんの思いや情熱が文旦に伝わり、だからこそ美味しい文旦になるのかもしれないと思いました。
インターンシップの終わりに文旦を頂いたのですが、その文旦を食べるとき、白木さんの顔を思い浮かべると、大切に食べようと思ったし、より一層美味しく感じました。
このように、生産者の方の顔が見えるということも大事なことだと思いました。


インターンシップの3日間、白木さん、白木さんのご家族をはじめ、多くの方にお世話になりました。
ご迷惑をおかけした部分も多かったと思いますが、気さくに接してくださるなど、良くしていただき、感謝しております。
もっと高知県のこと、土佐市のこと、農業のことなどをこれから知っていきたいと思っています。
本当に3日間ありがとうございました。

                                    

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