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潮風に吹かれて、とどけ熱き想いよ!「いちえん農場」オリジナル商品開発プロジェクト!

日時  8月30日〜9月8日(計10日間)
場所  四万十市名鹿地区



いちえん農場で過ごした10日間は、私の21年間の人生の中で一番と言っていいほど、多くのことを学び、そして考えることができた日々でした。
特に「農業」については、自分の中で、かなり考えが変わりました。
今までに、私が持っていた農業に対するイメージは、「儲からない、未来がない」でした。
これは自分の考えたものではなく、それまでに大人や大学の先生からそのようなことばかり聞いていたので、「そうなんや。」と信じ込んでいました。
一圓さんから聞いた農業の話も、JAに依存していること、リスク分散が難しいこと、農家さん自体に動きがないことなど、農業がネガティブに捉えられる要素がたくさんありました。
しかし一圓さんは、「こんなシステムだから悪い」ではなく、「このシステムの中でどのように問題を解決して利益を得るか」という考えを、私たちに教えてくれました。
一圓さんは、自ら販路や人脈を広げ、農業が持つ課題を、自分が動くことによって解決しようとされていました。
農業に未来がないのではなく、将来を考えて、農業界や農家さんが中々動かないことが問題なのだと思いました。
物事がうまくいかない時は、必ずその背景に課題や問題が存在しますが、人はそれを誰かのせいにし、諦めて行動しないことが多いです。
自分自身がそのような考えなので、一圓さんのお話を聞いて、反省するとともに、自分も、抱えている課題を「解決」するように、毎日を過ごしていきたいと思いました。


 いちえん農場では、いろんなことをゆっくり考える時間があったように思います。(草抜きの時とか…笑)
まず、世の中が「悪い」と言っていることは、本当に悪いことなのか?ということです。
例えば「高齢化」は、社会保障費の増加や、過疎化に繋がるから、一般的には悪いこととして捉えられることが多いです。
しかし、私は、それは戦後の日本を支えてくれた人たちを蔑むようで、あまり好きではありません。
確かに、お年寄りは病気を抱えられている方も多いので、生産性は少ないかもしれませんが、1人でも多くのお年寄りが、元気に長くお仕事を続けられるような世の中になったらいいなと思います。
また、資本主義の下では、若い人は田舎を抜けて、仕事のある都市に移動するのは否めず、田舎が自然と高齢化し「過疎地」になるのは仕方ありません。
そのままにすれば、いつかその田舎(地区・集落など)はなくなってしまうかもしれません。
しかし、田舎には、多くの人が求める、「自然・人・食」がたくさんあります。
ここをうまく使うと、人を呼ぶことができ、進む過疎を防ぐことができるのでないかと、私は思います。


 一圓さんからは、「悩みごと」について学んだことがあります。
それは、「現実を受け止めること」と「自分が努力すること」をすれば、自然と悩みはなくなるということです。
私は、今までずっと悩んでいたことがありましたが、それを受け止めて自分が努力すれば解決できると思ったら、単純ですが悩みはなくなりました。
これからの人生、いろんな事があって、辛いことや泣きたい時もあると思います。
けれど、いくら気持ちが沈んだとしても、一圓さんから教わったことを思い出して、前を向いて生きたいです。


 四万十市名鹿地区は、本当にいいところです。
海があって、山があって、お魚も捕れて、何より人が温かいです。
名鹿に住んでいたら、嫌なことも細かいことも、気にしなくなります(*^_^*)
この名鹿の良さを、たくさんの人に知ってもらいたいなと思い、私たちインターン生は、宿泊施設と、商品開発を提案させていただきました。
特に宿泊施設については、農業体験や釣り、サーフィンなど、名鹿ならではの良さを堪能できる特色を出すことが重要だと考えました。
Beeさんの事例でもわかっている通り、広報の促進や口コミなどすれば、需要は必ずあると思います。
一番大事なのは、名鹿地区の方々の同意と、協力とやる気です。
10日間しか滞在できなかった私は、その地区の方のやる気があるかどうか、正直、深い所まで分かりませんでした。
けれど、地元の方だけでなく、外から来て名鹿をもっと元気にしたい!と思う「よそ者」でも、十分に力はあると思います。
最近聞いた話なのですが、「風土」は、ずっとその地にすむ「土の人」と、外から新しい風を入れる「風の人」でできるらしいです。すごく素敵だなと思いました。


 この10日間、私は、いちえん一家から人生の手本を学びました。
いちえん一家では、一圓さんとKさんが、怒っているのを見たことがありません、
けど、子どもたちを甘やかしているのを見たことがありません。
いつもみんな笑顔で、いちえん一家に遊びにくる人も笑顔です。
これは、本当にすごいことだと思います。
自分に家族ができたら、いちえん一家みたいな家庭を築きたいと思っています。この思いは、一生変わりません!!

これから就職活動が始まって、いろんなことが待ち受けているだろうけど、いちえん農場で学んだことを、忘れずに、毎日笑顔で過ごしていきます。
本当に、ありがとうございました。
そして、Iさん。写真、色紙など、本当にありがとうございました。
Iさんのように、地域の人と真摯に向き合っている支援員さんは、見たことがありません。
これからも、お体にお気をつけて、お仕事頑張ってください!

最後になりましたが、いちえん一家をはじめとする、インターンに関わってくださったすべてのみなさんに、感謝いたします。
本当に、10日間ありがとうございました。

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