高知県の西の端に浮かぶ島々の中で沖の島に次いで2番目に大きい島「鵜来島(うぐるじま)」
といっても、周囲6.7kmの小さな島で、島には25名の住民が住んでいます。
そんな小さな島なので、なんと島には車が走っていません!
主な交通手段は、1日2便の定期船のみ。
そんな高知の中でも特別な環境にある鵜来島は、漁業の他にダイビングと磯釣りが主な産業となっています。
そんな小さな島にも、歴史と文化が詰まっています。
藩政時代には伊予宇和島藩に属しており政治犯などの流刑地にされ、太平洋戦争時には四国防衛の要として沖の島区域の基地化が進められ、鵜来島にも大砲などが整えられ、現在も基地跡などの遺構が残っています。
また、島周辺では戦艦大和などの速度テストなどが秘密裏に行われたことでも知られています。
島には少ない土地を利用した段々畑が作られ、そこで日々の主な食料を生産・調達しています。
きっと行って見なければ見えてこない魅力がまだまだ隠されている鵜来島。
この島の新たな観光メニュー作りが今回のインターンシップの目的です。
鵜来島で高知の新たな一面を発見しませんか!?
◆目的
平成23年6月始動を目指している、新たな観光事業としての島めぐりのメニューづくり。
◆ねらい
ワークショップなどを通じて、地域外(学生)の意見・アイデアを求めつつ、関係者(渡船業者等)の、この事業への理解・認識を深める。
◆必須条件(MUST)
・観光メニューづくりに興味のある人!
・島に住んでいる皆さんと積極的に話をしてみたい人!
◆希望条件(BETTER/MORE)
・健康な人。島にはお医者さんがいませんのでご注意!
◆人数
4人(最低3人~最大6人)
◆男女比
男子:女子=2名:2名の比率で実施したい
鵜来島(宿毛市沖の島町鵜来島)
◆実施時期
2月21日(月)~2月23日(水)
◆実施期間
2泊3日(計3日間)
島体験メニューのモニタリング参加
島で現在行われている「渡船による磯めぐり体験」「鵜来島めぐり体験」などの体験メニューに参加し、その魅力や改善点を探していきます。
ワークショップの実施
地域住民の皆さんとワークショップを通して、地域の魅力・体験メニューの魅力を洗い出し、整理していきます。
観光メニュー作り
体験メニューへの参加、お宝探し、ワークショップを通して得られた情報を基に、新たな鵜来島観光メニューを作ります。
参加者で観光メニューを作成し、地域住民に提案する。
若者を地域に入れ活動することを通して、関係者のコンセンサスを深める。
日付 | 曜日 | 午前 | 午後 | 夜 |
2月21日 | 月 | (移動) | ・集合・定期船にて移動 (14:30発16:05着) ・夕食の準備 ・オリエンテーション |
夜の島散策 |
2月22日 | 火 | 9:00~ ・渡船による磯めぐり ・鵜来島めぐり体験 |
・島民との食事会 ・ディスカッション |
観光メニュー作り |
2月23日 | 水 | ・観光メニュー発表会 ・意見交換会 |
・渡船にて移動・解散 (14:00頃発15:00頃着) ・現地振り返り会 |
鵜来島離島センター(旧鵜来島小中学校)にて宿泊。
風呂あり、トイレあり、炊事場あり、洗濯機あり
すべて自炊とする。食材を購入してくる(1日目:夜 2日目:朝・昼 3日目:朝・昼の5食分)
(島には商店がありませんので、食材は参加者の皆さんで相談をし、あらかじめ購入してください)
◆宿泊費
無償提供
◆食費
実費負担
◆その他滞在中に必要な費用
磯めぐり・島めぐり体験料 4,000円/人
島への移動:片島~鵜来島往復 1,300円×2=2,600円/人
防寒着、天候によりカッパ、船に弱い方は酔い止め
地域にて負担
集合・解散場所:高知大学朝倉キャンパス正門前
地域支援員さんの車で高知大学~片島間を移動します。
その後、定期船にて鵜来島へ移動します。(船の運賃は各自実費負担)
参加者に車保有者がおり、現地まで全員で移動できるようであれば参加者のみで片島まで来てください。
そのあたりは参加者が決定後、相談しましょう。
谷本德光 鵜来島守る会
田中辰徳 鵜来島区長
地域支援企画院 渡邉誠毅
宿毛市観光協会
島民25名ですが、そのほとんどが高齢者です。
このままでは近い将来、鵜来島から人がいなくなってしまうかもしれません。
この鵜来島を舞台に新たな観光をいっしょに考えてみませんか?
悪天候(波浪)により日程変更の可能性あり。
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