高知でふるさとインターン

2010年は高知でふるさとインターン

森林セラピーガイド提案インターンシップ

日時 7月16日(金) 夜 ~ 19日(月) 夕方
場所 津野町、天狗荘
日程 プログラム内容はこちら

 

熱き心の人とひと ~天狗荘に学ぶ、空間づくり!

ふるさとインターンの最初のプログラムが、天狗荘で実施されました!

天狗荘に着いたのは、夜の9時でした。
市内から車でたった2時間の距離ですが、
インターン生たちを迎えたのは霧に囲まれ3m先が見えない幻想的な世界、
あたたかくにぎやかなスタッフの方々でした。

 翌朝7時、インターン生たちはまかない朝食を10分でかきこみ、
 先輩たちについて厨房を飛び出して行きました。
 皿洗い、風呂掃除、ゴミ出しなど一斉に天狗荘内に散らばっていきます。
「しゅんちゃん、この部屋の掃除は終わった~?」
「終わりました! 完璧です!!!」
「ほんまに~? ここ終わってないやん~!」
そんな楽しげな会話を交わしながら、仕事をしていく姿は、師匠と弟子の様でした。

注文の取り方の説明を一生懸命に聞くインターン生たち。
「そんなに一気に覚えられないです~」

「一心不乱にゴシゴシゴシゴシ……。
声をかけられず見守っていると、「腰にきました~」
おいおい、まだ半分も終わってないよ~


「やり方がわかんなくなっちゃった~」
「……頑張れ!うまくやるんだ!」
「そんなぁ~」


「あの、蛾がいるんですけどどうしたらいいですか?」
「あぁ、手で取って~」
「……手で??!!」

 天狗荘では「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」という言葉でお客さまを迎えます。
 スタッフの方と直接話をすることで見えてくる、天狗荘のおもてなしの心。
 インターンも終盤に差し掛かると、
 スタッフの方々の声に交じって学生たちの声も聞こえるようになりました。


 最終前夜は、頑張ったインターン生の労をスタッフの方々がねぎらってくれ、
 スタッフルームでミニバーベキューを開いてくれました。
 「インターンをして一番影響を受けたのは、スタッフの人と話をしていろんな価値観を知ることができたこと」
 そんな声が後から聞こえました。


 そして終了プレゼン。
 直前まで仕事をしていたインターン生たちでしたが、
 仕事をしながら考えた天狗荘への提案をプレゼンテーションしました。

 ある学生は、大学で学んだ<SWOT分析>(強み・弱み・機会・脅威)を使って、
 天狗荘を分析し、発表しました。
 自然が豊富だという<強み>、市街地から離れているという<弱み>、
 人とのふれあいの場があるという<機会>、天候によって左右されるという<脅威>の4つの分析があると発表。
 メモをとる天狗荘のスタッフの方たち。


 
 他のインターン生からは
「スタッフの人にお世話になった分、何か返したいと思っていました。
 なので、今回このプレゼンで少しでもその恩を返したいです!」という熱い言葉が聞かれました。


そして「天候が悪くて景色がよくないときはライトアップをして魅せてはどうか」
「天狗荘が県境にあることをアピールするために愛媛側と高知側でお土産コーナーを作ってみてはどうか」
「食事以外もできるようにレストランの営業時間を変えてはどうか」など、
次から次へと提案内容が発表されました。
それを聞いたスタッフは「3日間でこんなに成長するなんて……」と感激の様子。



 また、
 「同世代の人と一緒に仕事をしたり話をしたりすることから学ぶことが多かった」
 というプレゼンもありました。
 ―どうしたら成長できるんだろう、どうしたらできるようになるんだろうと、
 そこから学ぶことは多かったそうです。
 天狗荘の支配人からも「素晴らしい!」という太鼓判をもらいました。

 

 学生からの最後の挨拶は、「また来ます!」という一言。
 今回のプレゼンテーションでの提案の先を期待させる、
 学生の素直な気持ちがその一言に込められていました。

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