高知でふるさとインターン

2010年は高知でふるさとインターン

山のテッペンで生きる意味を知る「秘境」インターン!

日時  8月13日(金)正午~15日(日)午後
場所  香美市物部町庄谷相地区
日程  こちらをご覧ください


土佐山田駅に集合した参加者5名。少しの緊張と不安を胸にいざ出発。

土佐山田駅から約30分。ふるさとインターンシップ庄谷相地区プロジェクトは、まずはオリエンテーションから。
集会所に地域情報の資料を一式構えてくださっていた公文寛伸さん・公文寛伸さんのふるさとインターンシップへの意気込みを感じた場面でした。
さっそく、地域の概要のお話を照さん・寛伸さん・たかみさんから伺いました。地域産業である農業・林業・暮らしぶりなどのお話をかなり詳しく聞くことができました。


農村社会学に興味のある学生もおり、とても熱心に耳を傾けていました。

いざ、フィールドに出て、地域散策。照さん・寛伸さんの案内で、まず、拓小学校跡地を訪ねました。現在はうっそうとした杉林ですが、照さんの昔語りが弾みます。学び舎である拓小学校への思い入れが本当に強いんだな、と感じることができました。


「こんな山の上に小学校があったんですね~」と驚く参加者たち。

かつて塩を運んだという「塩の道」を、地域活性に役立てようとしており、旅の安全を祈願した馬頭観音を祀った場所も案内してくれました。

夕方、公文農園に移動し、テントの設営。「テントを設営するなんて、何年ぶりだろ? 懐かしぃ~」とちょっとテンションが上がる参加者のみんな。そして、お待ちかねの夕食タイム。シカBBQに加えて、大量のアメゴに手羽先の差し入れもあり、豪華な食卓となりました。シカ肉も本当においしく、シカ肉初心者のメンバーには最高のもてなしでした。


照さんの話を聞きながら、夜は更けていったのでした……。

翌朝は7時に起床。なんて健康的で爽快な朝でしょう。照さんの「散歩に行くぞ」の一声で出発。気がつけば、1時間半も朝の散歩をしていました。


プチクイズも織り交ぜての農園の散歩道。見るもの聞くもの初めてで、多くのことを教えてもらいました。

朝食後は、今回唯一のお仕事「草刈り」へ。
仕事は桜公園の桜の周りの草引き。木の根元は、草刈り機で刈ると木を傷つけてしまうから、ここは手作業でなければできないとのこと。スタッフも含めて総勢9名で作業をしたおかげで、2時間もすると桜公園全部の作業を終えることができました。曇っていたものの、気温はぐんぐん上がりメンバーはぐったり。夏の山仕事の大変さを感じました。

お風呂と昼寝の後、大栃へ移動。照さん宅では、妻・雅代さんが昼食兼夕食を作って待っていてくれました。大盛りのいなか寿司の前に一堂「おぉ~」の歓声。東京出身のY君は珍しい田舎料理にご満悦。照ファミリーが土地の料理にまつわるあれこれを教えてくれました。


帰省中の公文さんの孫たちも混じり、照さんや雅代さんの若かりし頃の写真、趣味のアメゴつりや猟の写真を見ながら、みんなで昔話に聞き入りました。

そして、いよいよ「奥物部湖 湖水祭り」へ。照さん宅から徒歩でいける距離に会場がありました。


地域の人たちに踊りを教えてもらい、とうとう舞台の上で踊って盛り上がりました。

あくる日は、みんな疲れてなかなか起きられず、寛伸さんに起こしてもらってのスタート。寛伸さん、なんて元気なんだ。すごい。朝食は寛伸さんの奥さんに用意してもらい、いなかのあさげを満喫。

そして、最後のメニューである竹細工を開始。


寛伸さん・照さんを先生に、竹を割り、磨きをかけて、竹弁当・箸・コップを作りました。自分で作った愛着のあるお土産になりました。

そして、いよいよ最終プレゼンの時間。みんな思い思いの感想を述べ、照さん・寛伸さんからのコメントももらいました。

Kさん「庄谷相は、エネルギーある場所。自分たちで何かしなければ……という熱い思いがすばらしい。県内だけでなく、もっと県外の人にアピールすることが大事だと感じた。また、収穫のようないいとこどりだけの体験でなく、しんどいことも子どもたちに体験してもらうのもいいと思う」

Y君「映画に出てくるような景色。民泊があるといい。地元の人が自分たちの地域のことを問題意識を持って語ってくれるのがスゴイと思った。自分たちと同じ年代の人と交流がもっとしたかった。来年も同窓会のようにまた来たい!」

Fさん「竹細工をして、自然の中でどう生活していくのかの一端を学べた。山の体験は実は危険も伴う。今回、わたしたちが楽しく体験させてもらえたのは、山の性質をよく知っている人がいるからこそ。地域のお母さん方と山菜を使った料理体験を通した交流ができたらいい」

Yさん「こんな山奥で積極的に活動している地域の人たちがいることを知った。もっと若者にもアピールできるといい。自分たちで道をつくるなど、とても元気な人ばかり。次の世代まで残してほしい文化がたくさんある地域」

Mさん「“限界集落”なんて言葉を使ってはいけないほど、熱くて元気で、キラキラした人たちに出会った。自分の地域をこんなに愛しているんだ。初めて出会ったばかりなのに、また会いたい。芋掘りの時にまた来たい」


照さん「生涯現役! 自分の楽しいと思うことをやってください」


寛伸さん「夢の実現こそ人生! 夢を持って生きてください

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